ポテトチップスみたいにわかりやすく分類された
突然の意識障害をきたす病態「AIUEOTIPS」(アイウエオチップス)の看護師向け説明。
初期診療の段階では発症の様式、意識変動、神経学的な左右差や局所症状の有無、瞳孔所見などの把握が重要。
意識レベルの評価JCSやGCSを正確に行う。
頭蓋内病変(脳血管障害、頭部外傷、脳腫瘍、髄膜炎など)に併発する意識障害は意識の中枢である脳幹や大脳が機能不全が生じるもの。
頭蓋内病変以外の病変により、脳細胞の代謝や脳血流の低下が起こり二次的に脳幹や大脳の機能低下のため意識障害をきたすもの。
一次性脳障害 | 二次性脳障害 | |
頭蓋内病変 | ある | ない |
意識の変動 | 少ない | 多い |
脳の局在症状 (片麻痺、失語症など) |
多い | 少ない (低血糖では生じることが有る) |
頭蓋内亢進症状 (頭痛、嘔吐) |
多い | 少ない |
瞳孔異常、眼球運動障害 (瞳孔不同・散大、共同偏視など) |
生じることが有る | 生じることはまれ |
異常姿位 (除脳硬直、除皮質硬直) |
生じることが有る | 生じることはまれ |
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