血液検査で分かる貧血に関する指標です。
慢性の出血は癌や消化管出血の可能性も。
女性ならば女性特有の不正出血などで貧血も。
検査項目 臨床的意義(↑上昇させる病気、↓低下させる病気)
男性60〜200μg/dL
女性50〜160μg/dL
血清鉄はトランスフェリンと呼ばれるたんぱく質と結合した状態で血中に存在する。朝方に高く、夕方は低いのが特徴。
↑鉄過剰症、再生不良性貧血、巨赤芽球性貧血
↓慢性の出血、鉄の供給不足。慢性の出血は癌や消化管出血の可能性も。
男性250〜380μg/dL
女性250〜450μg/dL
血清中のトランスフェリンは正常の場合、3分の1が鉄と結合し、
残りの2分の3が鉄と結合しない状態で存在している。
トランスフェリンがトータルとしていくらの鉄と結合しうるかを見たものがTIBCである。
↑鉄欠乏性貧血
↓感染症、腫瘍
unsaturated iron-binding capacity
男性170〜250μg/dL
女性180〜270μg/dL
TIBCから血清鉄値を引いたもの。
TIBC=Fe-UIBC
↑鉄欠乏性貧血
↓再生不良性貧血、白血病
190〜320mg/dL
血中では鉄を運搬する蛋白として機能している。
トランスフェリン値とTIBC値は相関している。
↑鉄欠病性貧血、急性肝炎、エストロジェン投与
↓ヘモクロマトーシス、肝硬変、ネフローゼ、感染症、膠原病、悪性腫瘍
男性15〜160ng/dL
女性10〜60ng/dL
アポフェリチンと鉄(Fe3+)が結合した可溶性蛋白で、生体内の鉄の貯蔵を反映する。
↑各種癌、(膵臓、肝臓、胆管、肺、食道、乳、胃、大腸、卵巣、子宮頚部、急性骨髄性白血病、Hodgkin病、多発性骨髄腫)
↓鉄欠乏性貧血
HP1-1 130〜327mg/dL
HP2-1 103〜341mg/dL
HP2-2 41〜273mg/dL
(3種類の遺伝型があり、型別により正常値が異なる)
赤血球の溶血による生じたヘモグロビンと欠乏し、血液中から有害な有利ヘモグロビンを除去する。
↑感染症、膠原病、悪性腫瘍
↓溶血性疾患、肝硬変、劇症肝炎
8〜36mU/mL
腎臓から分泌されるEPOは赤血球産生を制御する。
血中EPO値の変動は、骨髄における赤血球産生機順の機能不全を反映する。
↑再生不良性貧血、鉄欠乏性貧血、心肺疾患、EPO産生腫瘍
↓真性多血症、腎性貧血
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