深さは変わらずに呼吸数が成人で1分間に25回以上に増加した呼吸を言う。換気量が増大する。代表例は心因性の呼吸促進である。
深さは変わらずに呼吸数が1分間に9〜12回以下の呼吸をいう。換気量が減少する。休息期が延長するのみで喘息期及び呼息期は延長しない。代表例は睡眠や麻酔により呼吸中枢の興奮性が低下した時に見られる。
呼吸の深さは増大するが呼吸数はほどんど変わらない呼吸を言う。換気量が増加し排気の能率も上昇。代表例は運動後の回復期などに見られる。
呼吸数は変わらず深さが浅い呼吸を言う。換気量が低下する。代表例は呼吸筋麻痺、肺気腫などの時にみられる。
呼吸数が著しく多く、しかも深さが深い呼吸を言う。吸息、呼息及び休息期の3期がともに短縮する。とくに休息期が短縮、ときには消失し、呼吸期がただちに呼息期に続くような場合や、呼息と吸息とが互いに追い立てられるように続いている状態を呼吸促進とよぶ。代表例は熱放散を行うために呼吸が増える熱性呼吸困難である。
呼吸数が少なく、しかも浅い呼吸をいう。休息期が延長がとくに著しい。
安静呼気位で呼吸が止まっている。真性無呼吸、迷走神経刺激による無呼吸、頚動脈洞反射による無呼吸がある。
呼吸の深さ・数のいずれか、または両方が増加して排気量が増加する。長時間持続した場合には呼吸性アルカローシスを引き起こす。
呼吸の数や深さ、換気量が減少する。代表例は脳脊髄疾患時やシアン中毒などの呼吸中枢麻痺による。
呼吸の数や深さは増すが換気量が減少する。代表例は気道閉塞、酸素不足の環境によって起こる。この場合は呼吸中枢は興奮しているが酸素が不足している。
持続的に異常に深くかつ遅い大きな呼吸を言う。代表例は糖尿病によるケトーシスや尿毒症による代謝性アシドーシスのときにみられる。
呼吸中枢の機能が鈍った時に怒り、呼吸振幅が漸増、漸減を示す呼吸期と無呼吸期が交互に現れる呼吸型である。まず小さい呼吸から次第に振幅をまして最大に達した後、再び徐々に振幅が減少して無呼吸に移行する。代表例は高齢者の睡眠時や臨終時の患者にみられる。また脳出血、頭蓋内圧亢進時、重症心不全、アルコール中毒、深い麻酔によって引き起こされる低O2血症、高CO2血症に対する呼吸中枢の感受性が低下した時に起こる。
一定の数と深さで続く呼吸期と無呼吸期(約10〜30秒)が交互に現れる呼吸型で急速に4〜5回呼吸し、急速に無呼吸になる。この無呼吸は骨髄炎、脳腫瘍、脳出血などによって頭蓋内圧が亢進し、脳の血流が障害されて呼吸中枢の酸素や栄養が不足するためである。呼吸期は脳の血流不足が反射的に血圧を上昇さえ再び結構が開始されるために起こる。
正常の呼吸とは逆に吸気時に肺が収縮し、呼気時に膨張する呼吸。代表例は外方開放性気胸や一側の多数の肋骨骨折を伴う胸壁損傷時に起こる。
臥位では呼吸困難が増すため起坐による呼吸をよぎなくされる状態、代表例は気管支喘息、び慢性汎細気管支炎、肺気腫の急性増悪時、うっ血性心不全。
補助呼吸筋の動員のみでなく呼吸時の肋間筋収縮や病的な型の呼吸反射を伴う呼吸である。
呼吸困難時に鼻翼が律動的に動く呼吸。代表例は肺炎、もう細気管支炎、心臓弁膜症の代償不全、気胸などによって呼吸面積が小さくなったときに見られる。なお乳幼児が興奮した時に見られる鼻翼呼吸は呼吸困難の確微ではない。
下顎を動かして呼気を行う呼吸を言う。代表例は臨終の際や悪液質などによる意識障害時に見られる。
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