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分類、判定

失語症の原因、種類、分類、治療

1.失語症とは

大脳がなんらかの損傷を受けることによって、表現または理解ry嘔、あるいはその両方の困難を伴うコミュニケーション障害であり、 言語のみならず身振り、視覚などにも変調が起こりやすい。 失語症の原因と成る主な疾患には、脳血管障害や脳腫瘍、外傷性脳損傷、伝染性疾患などがある。

1−1.運動証失語:ブローカ失語

ブローカ野中枢の障害による非流暢性失語、特徴は言語理解は可能だが言語の表出ができない。声は出すが言葉にならない。多くは右側片麻痺を伴う。

1−2.感覚性失語:ウェルニッケ失語

ウェルニッケの中枢障害による流暢性失語、特徴はひとつひとつの単語が不正確で全体として意味をなさない。また言語の理解が障害され復唱もできない。

1−3.伝導性失語

ブローカ野中枢とウェルニッケ野中枢の繊維結合の障害による。特徴は自発言語があり現ご理解もあるが復唱が著しく障害され字性錯誤が多い。(単語を構成する音を言い間違える)

1−4.全失語:

言語中枢である左大脳半球全体の障害によって起こり、あらゆる言語機能が障害される。会話はいくつかの音節や常同言語に限られる。

2.失語症の分類

  ブローカ失語 ウェルニッケ失語 伝導失語 超皮質性運動失語 超皮質性感覚失語 言語野孤立症候群 全失語
会話の流暢性
錯語
復唱
話言葉の理解
書字
音読
読解
×

×
△〜○
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病変部位 ブローカ野(B) ウェルニッケ野(W) BとWを結合する弓状束 境界領域前方部 境界領域後方部 境界領域全域 BとWを含む言語野全域

上田英雄ほか編:内科学第五版P81朝倉書店1991より引用

3.失語症治療の6原則(Schuellによる)

3−1.適切な言語刺激を与える

失語症のタイプと重症度にあったもであると同時に、患者にとって汗疹のある言葉、これまで高頻度に使い慣れ親しんできた言葉を用いる。

3−2.強力な言語刺激を与える

複数の入力回路、例えば聴覚刺激と同時に視覚、触覚、嗅覚などを組み合わせたもの(例えば実物)を用いると単一回路の刺激(たとえば絵カードのみ)を用いる場合に比べて正しい反応の可能性が増す。

3−3.刺激を反復して与える

1回の刺激では正しい反応が得られない場合も、数回の反復刺激を与えると反応が得られる可能性が増す。

3−4.刺激に対するなんらかの反応を患者から引き出す

与えた刺激に対して、例えば指差し、復唱、音読、発話、書字反応などを患者にさせることによって、刺激→反応→刺激のフィードバッグ回路全体を活動させることができ、次の反応を促進する。

3−5.得られた反応を選択的に強化する

Schuellはとくにpositive reinforcement すなわち、正しい反応に対してほめたり励ましたりすることの効果を強調している。

3−6.矯正よりも刺激

正しい反応が得られないのは刺激の与え方が不適切であったり不十分であることの反映である。矯正することによってかえって患者のフラストレーションをますような結果をまねく可能性が多いことを留意する。

笹沼澄子編:言語障碍P63,医歯薬出版、1979より引用

4.失語症の治療効果に影響を及ぼす諸因子

4−1.患者側の諸因子

4−1−1.発症時の年齢
4−1−2.知能、教育レベル、職業、言語習慣と言語レベル
4−1−3.合併症状、一般健康状態、片麻痺・感覚障害、痙攣発作
4−1−4.治療への動機付け、家族関係、社会環境
4−1−5.原因疾患
4−1−6.脳損傷の部位と範囲
4−1−7.失語症状のタイプと重症度
4−1−8.患者のパーソナリティの特徴

4−2.治療法に対する諸因子

4−2−1.言語治療開始の次期
4−2−2.治療法の種類
4−2−3.治療密度(治療時間、回数、期間)
4−2−4.治療の質的側面(治療師の経験、治療法や教材の適切さ)

4−3.治療結果の測定に関する諸因子

4−3−1.使用した言語検査の信頼性と妥当性
4−3−2.測定の大正とsルウ言語サンプルの包括性
4−3−3.測定結果の定量化の度合い

4−4.非治療群(統制群)の使用

笹沼澄子編:言語障碍P81,医歯薬出版、1979より引用

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