ナースの不満で転職

分類、判定

熱傷の重症度 適正な輸血が行われている条件

熱傷の重症度の判定基準(アルツの基準1957年)

重症熱傷 (総合病院に転送し入院加療を必要とするもの) 1.第二度熱傷で30%以上のもの
第3度熱傷で10%以上のもの
3.顔面、手、足の熱傷
4.気道熱傷が疑われるもの
5.軟部組織の損傷や骨折を伴うもの
これらは輸液の絶対的適応であり、しかも特殊な治療を必要とするためにやはり総合病院の十分な設備のもとで加療すべきである
中等度熱傷(一般病院に転送し入院加療を必要とするもの) 1.第2度熱傷で15〜30%のもの
2.第3度熱傷で10%以下のもの
これらは輸液の比較的適応のものであり、症状に応じて輸液を施行する症例である
軽症熱傷(外来でちりょうできるもの。 1.第2度熱傷で15%以下のもの
2.第3度熱傷で2%以下のもの
これらは輸液の必要なく通院で十分な加療ができるものである

適正な輸血が行われていると判定する条件

  1. 時間尿が最低限0.5ml/kg以上ある、尿比重は1.020〜1.025を保つ
  2. 血圧は100mmHg以上、脈圧は30mmHg以上である、心拍数は120/分程度を保つ
  3. 中心静脈圧CVPは3〜9cmH2Oを保つ(基準値CVP:2〜6mmHg)
  4. 意識は清明で悪心、嘔吐がない
  5. 呼吸音は清明で呼吸困難がない
  6. 皮膚の緊張、色調はよく、浮腫傾向がない
  7. Ht(ヘマクリット値)は40%ぐらいを保ち結成、尿浸透圧は基準値以内である
  8. 動脈血ガス分析値に異常がない
  9. 尿中Na+排泄量は30mEq/l以上である
  10. 心係数あ3l/m2/分程度である
  11. 体重変動が少ない

広範囲熱傷急性期では全身に浮腫をきたしたり、中心静脈圧も低値をしめしたりすることが多く 尿量や血圧を重視する。
また、遊離ヘモグロビンによる腎不全予防のためハプトグロビンを投与する。

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1位、看護のお仕事